2025/10/14 13:59
「どうでもよさ力」と「鈍感力」
──心の静けさを取り戻す感性のバランス
かつて話題になった『鈍感力』。
「図太く生きよう」「気にしすぎない」
そんなふうに語られていたけれど、
今あらためて思うのは、
それが「感じない力」ではなく、
「選んで感じる力」だったということ。
スマホひとつで、
世界中のニュースや感情が
洪水のように流れ込んでくる時代。
すべてを受け止めようとすれば、
脳も心も、すぐに疲れてしまう。
そもそも私たちの脳は、
すべての情報を処理できるようには
できていない。
だからこそ、無意識に
“取捨選択”している。
「鈍感力」とは、
意識的に心を守る選択の力。
過敏に反応しすぎないことで、
内側にゆとりと安心を
取り戻すことができる。
歳を重ねるほど、
「どうでもいいこと」が増えていく。
それは鈍くなったのではなく、
本当に大切なものだけを
感じ取る感性が磨かれた証。
昔は、誰かの言葉に
一喜一憂していた。
今は、
「この人も、自分の課題と向き合っているんだなぁ」
そう思って、静かに受け流せるようになった。
それは無関心ではなく、
俯瞰する優しさ。
裁くのではなく、
理解の余白を残すこと。
そうして私たちは、
心の容量を取り戻していく。
わたしは思う。
「感じすぎ」と「鈍感さ」の
ちょうど中間に、
“調和した感受性”があると。
感じることを閉ざすのでもなく、
すべてを拾って苦しくなるのでもない。
自分の中心から、世界を感じる。
そのとき、周囲のノイズは静まり、
心は自然に、穏やかさと自由を
思い出していく。
「どうでもよさ力」とは、
もしかすると——
自分の魂の声を聞くための、
静けさなのかもしれない。
— シン
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