2026/01/20 23:23
言葉を手放したところに、ほんとうの声がある
ふと空を見上げてみてください。
鳥たちは鳴き声ひとつで迷いなく通じ合い、野生の動物たちは言葉を持たなくても、気配や空気の揺れで環境と正確にやりとりしています。
一方で人間は、「言葉」という魔法のような道具を手に入れました。
経験を共有し、知恵を残し、遠くの誰かの心に寄り添える。
言葉は、人類にとって本当に素晴らしい進化でした。
けれど同時に、私たちは少しだけ不器用にもなったのかもしれません。
言葉には意味がつき、意味には正解・不正解が生まれます。
気づけば私たちは、「感じる前に考える」ことが癖になりました。
でも本当は、体はずっと前から知っています。
頭が答えを出すより先に、あなたの体は「今どうか」を正直に伝えています。
たとえば、楽しそうなお誘いなのに胃が重くなるとき。
条件は完璧なのに、なぜか呼吸が浅くなるとき。
理由はわからないけれど、ある人のそばでは自然と肩の力が抜けるとき。
それらはすべて、体が出している「声なき声」。
私が原初的な言語と呼んでいるものです。
体の声は、難しい説明をしません。
ただ、とてもシンプルです。
緩むか、緊張するか。
軽いか、重いか。
進みたいか、止まりたいか。
呼吸が深くなるなら「YES」。
呼吸が止まるなら「ちょっと待って」。
呼吸、沈黙、ハミング、触れること、ただ隣にいること。
それらは「意味」ではなく、「今、何が起きているか」で作用します。
理屈が追いつかなくても、体は先に整い始めるのです。
「言葉を手放す」とは、言葉を捨てることではありません。
思考を主役の席から少し降ろし、体を先にしてあげること。
まず体が感じ、
その感覚を味わい、
必要ならあとから言葉を添える。
この順番に戻るだけで、人生は不思議と無理なく動き出します。
スピリチュアルとは、特別な世界へ行くことではありません。
本来の自分と、ちゃんと一致して生きること。
それは「生命としての知性」を思い出す、とてもやさしく現実的な選択です。
今日この文章を読み終えたら、少しだけ体に意識を向けてみてください。
その小さな気づきこそが、あなただけの「ほんとうの声」への入口です。
【私からのお願い】
もし今、あなたの体が「ふぅーっ」と少しでも緩んだなら、それが今のあなたにとっての「正解」です。
そんな小さな体の変化や、今感じている「重さ」や「軽さ」を、もしよろしければ言葉にしてみてください。