2026/01/23 11:18
お金は人生の「答え」ではなく、あなたの姿を映し出す「鏡」
第1部:お金は人生の「答え」ではなく、あなたの姿を映し出す「鏡」
――窓の外を眺めながら、自分という鏡に触れる時間
セッションルームの椅子に、私とあなたが横に並んで座っている。正面から向き合うのではなく、あえて少し視線をずらして、窓の外に広がる、なんてことのない街の景色を一緒に眺める。流れる雲や、遠くを歩く人々の影を追いながら、ぽつり、ぽつりと「これから」のことを話し始める――。そんな、静かで親密な時間をイメージしながら、この文章を綴ります。
カウンセリングやセッションという場において、相談の内容が何であれ、行き着く先が「お金」の話題になることは少なくありません。
「結局、すべてはお金の問題なんでしょうか」
「十分なお金さえあれば、この得体の知れない苦しさから解放されるんでしょうか」
切実な、悲鳴に近いその問いを投げかけられたとき、私はすぐに答えを出さないようにしています。「そうです」とも「違います」とも言わず、ただその言葉が部屋の空気に溶けていくのを待つのです。
なぜなら、その言葉の奥底には、通帳の数字への不安以上に、もっと根源的な「迷子のような感覚」が隠れていることが多いからです。それは、「自分の人生を、どう扱えばいいのか分からなくなってしまった」という、自分自身への不信感と言い換えてもいいかもしれません。
実は、私自身もかつて、この「お金という名の迷路」の中で、出口が見つからず立ちすくんでいた時期があります。銀行のアプリを開くたびに心臓の鼓動が速くなり、残高の数字が自分の「人間としての価値」そのものであるかのように錯覚しては、溜息をつく。そんな日々を過ごしていました。「お金さえ解決すれば、私の人生は完璧になるはずだ」と信じ込み、鏡の中に映る疲れ果てた自分の顔からは、ずっと目を逸らし続けてきたのです。
お金というものは、恐ろしいほど「分かりやすい」存在です。1円単位の数字で可視化され、増えた、減った、足りない、といった結果が残酷なまでに明確に出る。人生という、形もなく、正解もなく、どこへ向かっているのかさえ不透明な「難題」に直面したとき、私たちの脳は、そのあまりの複雑さに耐えきれなくなります。
そんなとき、お金は格好の「避難所」になります。「人生の難しさ」を「お金の問題」という具体的な指標に置き換えることで、私たちはどうにか解決の糸口を見つけたような錯覚を得られるからです。「お金がないから、やりたいことができないのだ」「お金がないから、自分には価値がないのだ」と定義してしまえば、やるべきことは「お金を稼ぐこと」という一点に集約され、霧に包まれていた人生の不安が、一時的にせよ、単純なタスクへと変換されます。
しかし、多くの人生の岐路に立ち会い、そして私自身の苦い経験を振り返ってみて、今は確信を持ってこう観察しています。お金は、人生の答えを出すための道具ではない。むしろ、人生という川の「流れの状態」を、そのまま映し出し、私たちに気づかせてくれる「鏡」のようなものだ、と。
「お金」という鏡を覗き込んだとき、そこに映っているのは、実は銀行の残高ではなく、今のあなたの「生き方の姿勢」そのものです。もし、鏡の中に映るあなたが、不安に駆られて無理な笑顔を作っていたり、肩に力が入りすぎて呼吸が浅くなっていたりするなら、たとえそこにどれほどの金額が積まれていても、心からの安心が訪れることはありません。
かつての私は、その鏡を叩き割りたい衝動に駆られていました。けれど、ある時ふと気づいたのです。鏡の中の自分があまりに悲しそうな顔をしていたから、お金もまた、私を脅かすような姿で現れていたのだと。
今、私はその混乱からかなり脱し、静かな場所に立っています。
もちろん、今でもふと不安が顔を出すことはあります。
完璧に悟ったわけではありません。
けれど、鏡に映る自分に対して「ああ、今は少し疲れているんだね」「怖がっているんだね」と、声をかけられるようになりました。それだけで、不思議とお金との関係も、穏やかなものへと変わり始めたのです。
もし今、あなたのお金が「鏡」だとしたら、そこに映っているあなたの表情は、どんなふうに見えますか? 疲れ果てた顔でしょうか。何かに怯えている目でしょうか。あるいは、必死に誰かと競おうとしている背中でしょうか。
その鏡に映った自分を、無理に変えようとする必要はありません。ただ、「そうなんだね」と、隣に座る私と一緒に優しく見つめること。そこから、あなたとお金の新しい関係が、静かに、しかし確実に始まりまるのです。
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