2026/06/15 17:32

と、身体が言っている。

最近、整体でクライアントさんに触れていて、ある共通点に気づくことが増えました。

肋骨まわりが、やたら固い。

特別なことをしたわけではない。重いものを運んだわけでも、激しい運動をしたわけでもない。本人に聞いても「思い当たることがない」と言われます。

でも、肋骨が固いということは、それを支えている筋肉が緊張しているということです。何かに、ずっと身構えている状態です。

これは、私自身も今まさに体感していることです。

STMという仕組みを、より深く、より届きやすいものにしていくために、パソコンの前に向かう時間が増えました。配信を整え、文章を整え、構造を整える。その時間が増えるほど、自分の呼吸が浅くなっていることに気づきます。考えがまとまりにくくなる。気持ちがどこか硬い。

身体を整える仕事をしている私でも、こうなる。

これは、コロナ禍の時期に何度も見てきた光景と、よく似ています。

あの頃は、目に見えないウイルスへの不安が、肋骨まわりを固くしていました。

今は、パソコンの前で情報を整理し続けること、考え続けること、向き合い続けること。そして、ふとした空き時間にスマホを見続けること。それが、同じ場所を固くしています。

何に対して緊張しているのか、本人にもわからない。当たり前の日常になってしまっているからです。

肋骨が固くなると、呼吸が浅くなります。肺が大きく膨らまない。空気の入れ替えが十分にできない。身体に溜まったものが、出ていきにくくなる。

その状態が続くと、免疫力も下がっていきます。

私自身、STMをより良くしていく作業を続けながら、この緊張に気づいたとき、ただ自分の身体に手を当ててみます。

椅子に浅く座って、片手を頭に乗せる。反対の手で、脇の下から肋骨に沿って、胸の前へなでていく。脇の下から、肋骨の下側の終わりまで。

「いつもありがとう。柔らかくなってね」

心の中でそうつぶやきながら、なでていく。腰や脚、首、両腕も、同じように。

特別なことではありません。

ただ、自分の身体に、少しだけ手を当ててみる。それだけで、固くなっていた場所が、自分の存在の一部だったことに気づきます。

緊張を責める必要はありません。ただ、そこにあると気づくこと。気づいたら、なでてあげること。

それだけで、身体は応え始めます。

Seed House 中山シンジ